皆さんが業務を始めるときに患者さんへ「今日の担当の●●です」と挨拶すると思います。その時に、挨拶だけで終わるのではなく患者さんのアセスメントを同時にする意識をもつことが大切です。
挨拶をした時の患者さんの反応で意識状態や認知機能を知る。表情で笑顔なのか、きつそうなのか確認します。そして、話をしながら手に触れて末梢の冷感がないか?汗をかいていないか?を確かめます。患者さんの手を触れることはタッチングの効果で安心感を与えます。この時に橈骨動脈を触れる事で結滞、脈圧、血圧の推測を行う癖をつける良いです。
会話の中では、患者さんが現在かかえている問題が無いかを確認すると、主観的な思いや、苦痛を聴くことが出来ます。私が好きな質問は「どこか調子悪いところはないですか?」というオープンクエスチョンで幅広く拾い上げ、ここから的を絞って問診をしていきます。
さらに、患者さんの状態をみつつ、点滴の流量や末梢ライン等のチェックを行います。
様々な事をやっていますが、なれると数分で終わります。ただの挨拶で終わらずに、意図をもった挨拶をおこなうようにしましょう。
“アセスメントは挨拶から始まる”
と心がけると良いでしょう。
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