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koccn2014

column(No.14)カフェイン中毒



今回はあまり皆さん聞きなれないかもしれませんが、近年増加してきたカフェイン中毒についてお話していきます。


カフェインといえば、コーヒーが思い浮かびます。しかし、最近はカフェインといえば、エナジードリンクが有名です。



昔は〇〇〇ミンCやリ〇ル〇ールドなんかが、エナジードリンクの走りだったと思います。

「ファイト~1発!!」や「24時間戦えますか」などの懐かしいキャッチフレーズがありましたね。


最近のエナジードリンクは味もおいしく、私もついつい飲んで頑張ろう!!ってなりますが、一つ気を付けてほしいことがあります。


”カフェイン中毒”です。


カフェインはコーヒやお茶にも含まれますが、健康な成人で400mg/日を超えて摂取すると中毒症状が出る可能性があります。カフェイン含有量はコーヒで60mg/100ml、緑茶で30mg/100ml、エナジードリンクで30mg~300mg/100ml(平均で100mg程度)あります。中には高容量のカフェイン錠剤もあります。


カフェイン高濃度のエナジードリンクを数本飲むだけで、許容量の上限に達します。

また、カフェイン中毒で症状が出る摂取量も個人差が大きく、200mg~300mg程度でも症状が出ることがあります。


急性中毒では1時間以内に6.5mg/kgの摂取で半数、3時間以内に17mg/kgの摂取ですべての場合で発症すると言われています。


カフェインの99%が急速に胃腸管から吸収され最高血中濃度に達するのは45分~120分です。半減期は成人で3~8時間程度と言われています。


カフェイン中毒の症状は、頻脈、不整脈、血圧上昇・下降、興奮やけいれん、震え、嘔気、嘔吐、腹痛など様々な症状を呈します。中には心肺停止になる症例もあります。カフェインには拮抗剤・解毒剤がないため対処療法が主ですが、血液吸着や血液透析を行うこともあります。


頑張るためにエナジードリンクやカフェイン錠剤を飲みすぎて、かえって健康を害することがないよう”ほどほど”にお願いします。


エナジードリンクを飲みながらこれを書いていますが、私の場合は血糖値の方が心配です(・・・笑)。


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