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koccn2014

column(No.18)ICUにおける睡眠評価どうしてる?

 先日開催された「第49回 日本集中治療医学会」でも、患者の睡眠に着目した演題がいくつかありました。皆さんの施設では、ICU患者の睡眠評価をどうしていますか?


睡眠評価の手段として、以下のようなものがあります。


●ビジュアル・アナログ・スケール(VAS)

質問用紙法による主観的評価、疼痛の評価などにも用いられる。

● Richards-Campbell Sleep Questionnaire(RCSQ)

重症患者の睡眠評価において世界で多く使用されている主観的睡眠評価方法の一つ。「睡眠深度・寝付くまでの時間・夜間の覚醒状態・再入眠状況・満足感」の5項目についてVASで評価する。

●OSA睡眠調査票MA版

起床時に睡眠感を自己評価するもの、16項目で構成されている。

●ポリソムノグラフィー(PSG)

患者にプローブを装着し、脳波、眼球運動、筋電図をモニタリングする。

標準的な睡眠測定法であるが、技術的な難しさもあり報告が少ない。


 看護師が客観的に行う睡眠評価では、看護師は患者の睡眠を過大評価してしまう傾向があるそうです。このことからも、できる限り患者の主観的評価が望ましいと言えるでしょう。

そして、まずは『音・光・ケアのタイミング』等、すぐ改善できる事から始めましょう。


 「寝ている患者を起こして今行う必要がある処置/ケアなのか?」「アラーム音量は夜に適した音量か?」「シリンジポンプの残量/終了アラームなど、アラームが発生する前に対応できないか?」「金属製のトレイを落下させたり、ベッド柵を倒したりしていないか?」等々、この機会にスタッフ皆で知恵を出し合いたいですね。


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